海がまるごと詰まった「天日塩」に夢中です
「塩」にはまるで興味のなかった、若い頃の私
私の「塩」に対するイメージは、とってもさっぱりしたもので、時にそれだけでは物足りなさすら感じさせるもの、という印象だった。そんな私が塩を活かした料理にはじめてハマったのは、社会人になって一人暮らしを始めた頃。近所の八百屋さんで安売りしていたアボカドに、塩とゴマ油をかけて食べるという、料理と言って良いのかわからないほどシンプルなものだった。でもそれがとっても美味しくて、しばらくの間マイブームとなった。
しかしそのブームも束の間、某有名メーカーの「オニオンドレッシング」に心変わりした私は、塩に対する熱も冷め、当時どんな塩を使っていたかも思い出せないほど、塩に対するこだわりを失っていた。むしろ塩にこだわるのは、料理人やグルメなお金持ちくらいだと思っていたほどだ。
そんな具合で塩に対しての知識も興味もなかった当時の私は、流行りの「減塩」という言葉もすんなり受け入れ、20代後半頃までは、将来の健康のために積極的に「減塩」の調味料を使ったり、うす味を心掛けた食事に勤しんだりした。
「天日塩」に出合った後の〝卒・減塩〟
塩に対する私のそっけない態度が変わったのは、今から6年ほど前だったろうか。今では我が家の食卓になくてはならない存在となっている、『天日塩(心と体にしみる塩)』と出合ったのだ。きっかけは、健康のため…ではなく、その売り上げが「児童養護施設で暮らす子どもの支援にも使われる」ということだった。使うことで子どもたちへの支援にもなる、しかもどうやら身体にいいらしい…素晴らしいじゃないか!と、使いはじめたのだ。
ちょうど同じ頃、私は食品添加物やマクロビオティックなどにも関心を寄せていた。天日塩についても調べているうちに、日本人に不足していると言われるカルシウム、マグネシウム、亜鉛、70種類以上の微量ミネラルが含まれていること、余分な塩分を排出する働きのあるカリウムも含まれていることを知って、それなら減らすのは理にかなわないと「卒・減塩」することを決めた。
不思議なことに減塩をやめてみると、それまで味気ないと感じていた食事も、納得いく味付けで美味しく食べられるようになった。心も体も満足して、体調を大きく崩すこともなく、「将来の健康に貯金できている」という感覚を持つことができた。
ミネラルを直接いただく、「天日塩のスープ」に救われた産後
昨年、息子を出産して産後10ヶ月の頃。もう少しで産後1年を迎えるというのに、身体はいつも怠く、精神的な浮き沈みも激しかったため、「塩セミナー」なるものに参加してみることにした。講師の方のアドバイスを参考にして、天日塩を料理だけでなく、お湯に溶いたり、ワカメを入れたりして飲んでみた。飲むタイミングは飲みたいと思った時、いつでも、何回でもという具合で、多い日には一日に6回ほど飲んだだろうか。美味しくて全身に染み渡る感覚が、飲むたびに「ミネラルを必要としている」という身体からのメッセージを伝えてくれているように感じた。
一週間ほどで気持ちが落ち着きはじめ、二週間経った頃には身体の怠さもすっかりなくなった。これにはとても驚いて、天日塩に含まれるミネラルの凄さを思い知った気がした。しかも、疲れるとついつい頼っていた甘い物への興味も自然と薄れ、産後半年以降から増加傾向だった体重も無理なくもとに戻すことが出来たのだ。万々歳。
海からの恵みを〝体まるごと〟で楽しむ
ミネラルやたくさんの栄養素たっぷりの「天日塩」は、まさに〝海〟がまるごとつまった塩だろう。海で生まれた私たちだからこそ、体中に染み渡る天日塩の味わいを、心地よく感じられるのかもしれない。そのことに私は本気で感動してしまうのだ。
自然の力と、昔の人々が大切に受け継いできたからこそ味わえる天日塩。
今後はぜひ、日本の天日塩と良いご縁が繋がるといいなと思う。
『心と体にしみる塩』と『NATURAL SALT』は、私の運営する「ちいさな暮らしの店」でも取り扱っています。
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▶ちいさな暮らしの店Instagram @chiikura2023
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