フードロス削減って何?私たちにできることは?
皆さんこんにちは。SHIZEN TO KURASU のchihiroです。福島の真ん中あたりに住んでいると、新潟側の会津地方や太平洋側の浜通り地方、どちらの天気も気になって、「次の休みに行ったら雪降ってるかな」とか「ビーチクリーンできる寒さかな」とか考えながら過ごしています。
寒さ本番の福島。日々の小さな気候の移り変わりとともに、冬を味わっていこうと思います。
フードロスとは?
最近よく耳にするようになった「フードロス」という言葉。その名の通り食品を廃棄してしまうこと、特に“まだ食べられるのに、廃棄されてしまう食品”の廃棄を指して言われます。コンビニやスーパーでも、買う際には手前から取りましょうと「てまえどり」を呼びかけたり、「レスキュー品」として消費期限の近い商品を値引きしたりと、とにかくなるべくフードロスを出さないための取り組みが目立ってきていますよね。お得に買い物ができるので、消費者にとってはラッキーな取り組みでもあります。
今なぜ、フードロス削減?
話は変わりますが、「8億人」という数字が何を意味するかご存知ですか?この世界で、食べるものが食べられず飢えに苦しむ人の数と言われています。統計当時2018年の世界人口が76億人なので、この時点ですでに9人に1人が飢餓に苦しんでいるということになります(※注1)。さらにその後のCOVID-19感染拡大を受けて、現在では世界人口のおよそ30%の約23億人が、中度または重度の食料不安に陥っていると言われています。パンデミック前と比較して、およそ3億5,000万人増加になるということです(※注2)。世界人口は今後も急速に増えていくと予想されており、それに伴い世界の飢餓人口も増加していくことが見込まれます。
しかし、世界中に食べることができず飢えている人たちがいる一方で、フードロスが未だ起こり続けているのも現実です。特に日本はフードロスの量が他国に比べて多く、年間で612トンもの食料が廃棄されています。これは国民一人あたりに換算すると、毎日ごはんを一杯ずつ捨てている量に値するそうです(※注3)。日本におけるフードロスの2大原因が、スーパーや飲食店などでの廃棄・返品・食べ残しと、家庭での食べ残しや賞味期限切れによる廃棄。つまり、私たちの日々の“ちょっとした心がけ”で改善されることがたくさんあると言うことなのです。
「フードロスの削減を!」を声高らかに言ってしまうと気後れしてしまいますが、「食べれる分だけ」や「賞味期限内に使い切る」といった小さな目標に置き換えてみると、日々の暮らしでも実践できる気がしてきませんか?
日々の小さな「フードロス削減」のためのヒント
例えば私の家では、生ゴミを減らすためにこんなことをしています。
- 皮を付いたまま調理する。
⇒農薬を使っていない野菜や果物を選びます。 - 皮は薄く剥く。
⇒少しでも美味しい部分をいただくために! - 大根をたくさん頂いたら傷む前に漬物にする。
⇒長期保存がききます。 - 食べきれないものは冷凍する。
⇒小さく切って保存すれば時短料理にも◎
フードロスを考えると、自然と体に良いものを選ぶようになったり、環境のためにも良いことができるようになったりと、一石で二鳥も三鳥もの良いことづくめです!
みなさんも、今度のお買い物の際には、ぜひ「フードロス削減」を意識してみて下さいね。私も引き続き、自分にも環境にも良い「食」を大切にしていこうと思います◎
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※注1)参照:2018年版「世界の食料安全保障と栄養の現状」報告書
※注2)参照:2022年版『世界の食料安全保障と栄養の現状
※注3)参照:農林水産省 食品ロスの現状を知る
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