自然体に帰る、布ナプキンのサニタリーライフ

布ナプキン フェムテック 生理 オーガニック

半年くらい前に生理用品を変えてみた。
5、6年前からシリコン製月経カップや市販のオーガニックコットンナプキンが気になってはいたものの、予想外な事が起きたらどうしよう!?と考えてしまい、その度に見送っていた。行動するキッカケとなったのは、友人からの体験談。サニタリーの吸水ショーツを使い始めたとのことで、興味をそそられた。

「変えてみてどう?」
「すごく楽。」

ーー楽ってなんだ?
自分で手洗いしたり、1日の間に替えたりするのは面倒そうだけど…と、内心デメリットが引っかかっていたが、彼女の言う「楽」を体感したくて私も買うことを決めた。ブランドもメーカーも分からないから、彼女のおすすめショーツ2つと、猪苗代町で布ナプキンをつくっている作家のerikoさんから、ひとまず2つを購入した。3、4年前に栃木で買って眠ったままのものもあったので、そちらも併せて使うことにした。

ソワソワしながらも使用開始。
結論から言うと、使ってみて本当に楽だった。私の手元にあるナプキンは膣に触れる部分がオーガニックコットンになっていて、まるで優しくハグされているような着け心地。自分の体に耳を傾けるようにして、様子をみながら1週間を過ごした。たっぷり吸ってくれて、漏れることなく、不快感や違和感もない。加えて”使い捨て”のゴミも出ないし、それに費やす出費もなくなった。

気になっていた外での付け替えについては、無理なく取り組むことにした。
生理が始まりそうな数日間や終わりかけのときには、いつものショーツに布ナプキンを乗せて使用。様子を見て外出先で付け替える。使用済みの布ナプキンはポーチに入れ、帰宅後に市販の石鹸で手洗いしたあと、いつも通りに洗濯機で洗う。
出血の多い数日間は、吸水ショーツに替えて対応した。それでも多い日には、ショーツの上にさらに布ナプキンを敷いたり、忙しいときや履き替えるタイミングがなさそうな日には、市販の使い捨てナプキンを当てたりすることもある。
「布ナプキン一本でいく!」と意気込まず、できるときには使ってみて、難しい時には使い捨てのものと併用する、というマイペースさを大事にしてみると、当初思っていたほどの面倒くささはさほど感じなかった。

実際に布ナプキンに変えてみて、友人が言っていた「楽」という言葉は、手間がかからないとか、着け心地が良いというだけの意味ではないのだろうと感じている。生理中も膣が自然体で呼吸している感じがするし、それのおかげか、私自身も自然体でいれるのだ。一般的に「つらい」と言われている生理期間が、自分に・人に・全てに優しくなれる時間になっている。大袈裟に聞こえるかもしれないが、これが実際に半年使ってきた私の感じる、布ナプキンが〝楽〟な理由。

これからも自分を心地よくしてくれる生理用品と付き合っていきたい。
自然体で呼吸できていることが決め手だった、私と布ナプキンの出合いでした。

布ナプキン オーガニック 生理 生理用ナプキン コットン 布

マイ布ナプキン。奥の黒いショーツ:FIMEKA、下の左から2つ:erikoさん作、右から二つ目:コマドさんで購入。

気になる方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください。
ぜひ一緒に快適なサニタリーライフを送りましょう♪

☘私のおすすめの布ナプキンのブランドはこちら☘

FIMEKA
吸収率が高く安心感があり、1番のおすすめ。私はこれ1枚で一日過ごせます!

ユニクロ
お値ごろで手に入りやすく、はじめの一歩にちょうどいい。

●猪苗代町を拠点にしている布ナプキン作家、erikoさんの布ナプキン

●栃木県黒磯を拠点に活動されているコマドさんの布ナプキン

鈴木千尋

福島県本宮市生まれ、在住。『SHIZEN TO KURASU』として、国内外の環境問題やサステナビリティに関する情報を発信し、エコプロダクトの販売を行う。『...

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