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お財布にも環境にも◎リフィルステーションのHOW TO USE

SHIZEN TO KURASUのリフィルステーション

皆さんはリフィルステーションという言葉を聞いたことがありますか?または見たことはありますか?ピンとこない場合には、量り売りで洗剤やお味噌、コーヒー豆などを買ったことは?とお尋ねしたら分かりやすいでしょうか。
欧米諸国ではすでに馴染みのリフィルステーション(英:Refill Station)ですが、今回は「初めて知る」という方向けに、リフィルステーションについての基本的な情報とHOW TO USEをご紹介します!

リフィルステーションって?

“Refil”が英語で「詰め替える」「補充する」の意味することからも分かるように、『リフィルステーション』とは、量り売りで販売をするお店のことを指します。ゴミをなくそうという「ゼロ・ウェイスト」のポリシーや、なるべくゴミを減らそうという「減ゴミ」の考えに基づいた売り方で、お客さんは持参した空の容器や袋に、必要な分の洗剤や食料品などを入れて購入します。

実はSHIZEN TO KURASUでも「エコでお得なプライス。お好きな容器で欲しい分だけ。」をモットーに、小さなリフィルステーションをオープンさせています。福島県郡山市と本宮市にあるお店の一角を借りて、私自身が皆さんに使っていただきたい、環境に優しい洗濯洗剤や柔軟剤、食器用洗剤などを量り売りで販売しています。

リフィルステーションを福島で

2019年10月に地元で起きた台風19号では、 阿武隈川と支流の安達太良川が氾濫したため、市の中心部は大きな水害に見舞われました。少なくとも1,360棟以上が浸水被害を受け、7人が犠牲となったこの災害にも、気候変動や地球温暖化が関わっていると言われています。
COVID-19が蔓延し始める直前、私は仕事でオーストラリアに居ました。毎週末に地域の各学校の校庭や公園で開かれていたマーケットが好きで、よく地元のパンや食材を買いに出かけていました。そこで見つけたのがこの白いヴァンです。

whitevan

「何だろう~?」と思いながら近づいてみると、洗剤やシャンプーなどが売られていました。地元に人たちと何とも爽やかに、楽しそうにおしゃべりをしながら販売す店主はとってもキュート。慣れた様子で空のジャーを持参するお客さんも常連ばかりです。なんて素敵なコミュニティなんだろうと思いました。
日本に帰ってきて台風被害に遭い、環境問題がより“ジブンゴト”になったことをきかっけに、SNSで海外のリフィルステーションについて調べはじめました。また、同時期に東京・京都にオープンした日本初のゼロ・ウェイストショップの存在にも背中を押され、「私も福島でやってみよう」と行動に出たのです。

リフィルステーションのHOW TO USE

「リフィルステーション、気になるけど初めて使うにはちょっと勇気が…」という方向けに、ここからはSHIZEN TO KURASUのリフィルステーションの使い方をご説明します◎

refill station how to

SHIZEN TO KURANOのリフィルステーションには使い方の説明書きもあります。

refill bottole

持参ボトルがない時は、ステーションの空き瓶も使えます。ご自由にどうぞ♪

①Re-use / Choose

空の容器を持参する、またはリフィルステーションにある空き瓶を再利用。
✔新しいボトル・空き瓶・メイソンジャー等ふたが閉まる物なら何でもOK!

②Select

買いたい洗剤を選ぶ。
✔現在SHIZEN TO KURASUではニュージーランドの『eco store』の「洗濯用洗剤」、「柔軟剤」、「食器用洗剤」をご用意しています。お好きなものをどうぞ♪

③Refill

必要な分量を量ってリフィルする。
✔ステーションに置いてある秤を使って計量し、お好きな分量を入れます。SHIZEN TO KURASUの取り扱い洗剤は、100mlあたり90~120円です。

④Purchase

お会計。
✔カフェ内のキャッシャーにボトルを持っていき、お会計です。エコバックで持ち帰ろう!

環境にもお財布にも優しい、リフィルステーション

リフィルステーションの良いところは、新しいボトルや詰め替え用パウチを買う頻度が減ることでプラスチックの削減につながること、また容器の代金がかからない分、お得にお買い物ができることです。
現在、日本のプラスチックごみ排出量は1 人当たりの年間32kg(国連環境計画 2018年)で、米国に次いで世界第2位だそうです。これまで地球上で作られたプラスチック製品の総量は83憶トンで、そのうちリサイクルされたのは9%。大部分は埋立地に運ばれるか海に流されていきます。このままのペースで生産と廃棄が続くと、2050年までに120億トンが埋立地か自然環境に放棄されると考えられています。

「サスティナブルな暮らしって言うけれど、自分に何ができるのだろう。」
そう思った時は、ぜひお近くのリフィルステーションを調べてみて、足を運んでみて下さい。『リフィルステーション』なんて言ってしまうと、どこか新しくてかっこいいカルチャーのように聞こえますが、要は「量り売りの店」ということ。昔ながらの商店街や個人店では当たり前に行われていた売り方です。大型スーパーでの買い物の頻度をちょっとだけ減らして、たまには街の豆腐屋さんで、お肉屋さんで必要な分だけ、なんて買い方も楽しいかもしれませんね。

SHIZEN TO KURASUで取り扱うのは、ニュージーランド生まれのブランド『ecostore』。動物や地球に優しい自然由来の原料、製造工程、容器の素材を追求し続けるホームケアメーカーです。

お買い物の際には、ぜひエコバック持参で。SHIZEN TO KURASUプロデュースバッグ【biome】

SHIZEN TO KURASUのリフィルステーション情報
  • 本宮ベース:NICO CAFE さま内
    福島県本宮市本宮字中條16ソレイユ本宮1F
  • 郡山ベース:Cafe&Cake Kiccaさま内
    福島県郡山市備前舘2丁目100
  • plus郡山:La Vidaさま内
    福島県郡山市喜久田町堀ノ内字地田東15-2

その他、Online shopでも暮らしに役立つエコアイテムを販売しております✧

鈴木千尋

福島県本宮市生まれ、在住。『SHIZEN TO KURASU』として、国内外の環境問題やサステナビリティに関する情報を発信し、エコプロダクトの販売を行う。『...

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