協賛のご案内
『ff_私たちの交換日記(以下:ff)』は、暮らしの「衣食住美」を通して、100年後に残していきたい福島の魅力を発信するWebメディアです。
2011年3月11日の東日本大震災後、福島に関わる人、とりわけこの地で暮らしを営んでいた人たちは、大きな決断を迫られる機会がたくさんありました。
避難するのか・しないのか、子育てはどうするのか、食べるものは大丈夫なのか、生業は立てられるのか…。そのどれにもたった一つの正解などなく、ひとりひとりが自分で考え、決断しなければならなかったのです。
この「協賛」のページでは、ffについて知っていただいた上で皆様に応援していただけるよう、私たちの活動理念や想いを改めてお伝えして参ります。
“分からなさ”に向き合うこと
“分からなさ”に出合ったとき、人の反応大きく二種類に分かれるのではないでしょうか。ひとつは、「分からないから無視する」という反応。「どうせ分からないから」と、はじめから向き合うことをしないという態度です。
もうひとつは「分からない。けどなぜだろう?」という反応です。“分からなさ”のモヤモヤに向き合い、その正体を自分なりに考えてみる、という姿勢とも言えます。
3.11後の福島あるいは日本を考えるとき、この“分からなさ”への向き合い方が、これまでに増して求められているのではないかと感じています。
特に原発に関する問題や課題は、簡単に理解して解決できることばかりではありません。しかし「分からないから」と言って、簡単に匙を投げてしまうのでは、この事故から私たちは何も学ばなかったことになります。ではどうするのか。選択肢はひとつ、「難しいけど向き合い続ける」しか残されていないのです。
「向き合い続ける」とは、何も専門知識を身につけて難しいことを議論する、ということばかりではありません。むしろ普通に暮らす私たち市民が“向き合う”には、もっと身近で日常的なやり方でなければ続けることができません。そこでffでは「暮らしの中にこそ未来を考えるヒントがある」と仮説を立て、発信カテゴリーを「衣食住美」に分けて、福島で暮らす“私たち”が感じる「100年後にも残していきたいこと」を伝えることとしています。
人を守るのは、どこかの誰か偉い人が語るありがたい理屈ではなく、目の前にある温かな家とごはん、そして人とのつながりだということが、私たちが震災から得た教訓です。そのことを実感している私たちだからこそ、福島から伝えられることがある。大きなメディアではすくうことのできない、市民ひとりひとりの声や経験を紡いで、つなげていきたい。すぐには答えはでないかもしれませんが、こうやって積み重ねた先にもしかすると、今よりちょっと“明るい未来”が待っているのではないかと、そう感じているのです。
“美”とは、暮らしの中にあるもの
カテゴリーを「衣食住美」とし、衣食住に“美”をプラスしているのは、日本(特に地方)には美術的な感性が足りていないという危機感からです。ここで言う“美”とは、余裕のある時の娯楽としてのものではなく、生活の中で欠かすことのできない必要性不可欠な要素としてとらえています。例えば台所で「トントントン」と何かを切る音、帰り道に見た真っ赤な夕暮れ、洗濯物をたたむ丁寧な仕草など、日ごろの暮らしの中にある何気ない“美しさ”をとらえる感性を、もっと大切にしていきたい。そのことが私たちの生活を豊かにし、難しい事柄にも向き合う精神的な目を養ってくれるのだと信じています。
福島には“書き手”が必要、“持続可能なメディア”も必要
Webメディアという特性上、運営費を得る手段が限られているのが現状です。
私たちffは“持続可能な暮らし”を発信しているメディアですので、その運営方法もサステナブルでありたいと考えています。広告を掲載してクライアントのために記事を書くという既存のやり方も、悪いとは思いませんが、しかしそれだけがメディアの生存方法なのかという疑問も、やはり残るのです。
現状として、このWebメディアを運営するために必要な主な費用は以下の2つです。
1)書き手への報酬
2)撮影費の支払い
「書き手を増やす」ことは、このメディアの大きな目的のひとつでもあります。先に述べた“分からなさに向き合う”姿勢を育むのに、“書くこと”は有効に働くと考えているからです。これは、前に出て自分の意見を伝えることが苦手な福島(特に女性)の人にとっても、非常に必要なことであると考えています。
まとめと協賛のお願い
ここまで長々とお読みいただき、誠にありがとうございました。
上述の内容をまとめると、私たちのポリシーと目指すことは以下の4点となります。
1)“分からなさ”に向き合い続ける気持ちを育てる
2)震災後の福島で“分からなさ”に向き合い続けている、100年先にも残したい「ヒト・モノ・コト」を伝える
3)“分からなさ”に向き合い、“残していくもの”を選び伝えることのできる「書き手」を育てる
4)既存の「広告費収入」とは異なる“持続可能なメディアの運営方法”を模索し、考える
4)の収入に関して、私たちの現状の解が「協賛」となります。
私たちの想いを受け取り、ご理解と共感をいただける企業様や個人様がいらっしゃいましたら、ぜひ応援いただけますと幸いです。
以下に具体的な「協賛プラン」を掲載いたしますので、ご参考ください。
協賛プラン
- エディター取材+プロ撮影(15万円)
当メディアのエディター(佐藤)と、プロカメラマンの撮影同行による取材プランです。
納期は取材日からおよそ1カ月以内となります(時期によって応相談)。 - エディター取材・撮影(10万円)
当メディアのエディター(佐藤)が、取材および撮影を行うプランです。
納期は取材日からおよそ1カ月以内となります(時期によって応相談)。 - つなぎ手による取材+エディター撮影(6万円)
当メディアの「つなぎ手(ライター)」による取材と、エディター(佐藤)による撮影のプランです。
納期は取材日からおよそ2か月以内となります(時期によって応相談)。 - つなぎ手による取材(3万円)※撮影なし
当メディアの「つなぎ手(ライター)」による取材のプランです。
納期は取材日からおよそ2か月以内となります(時期によって応相談)。
ご注意点
1)一記事あたりの文字数は3,000~4,000文字となります(既存記事と同様です)。
2)活動理念にもある通り「広告」とは性格を異にします。あくまで私たちの理念に共感いただくことが前提であり、協賛者様のPRだけを目的とする場合はお受けすることができません。
3)記事の内容は事前にヒアリングをしてから取材・執筆いたします。ただし、記事の内容に関してもffのコンセプトである「衣食住美」「サステナビリティ」「100年後に残したいもの」であるかという点を踏まえて、ご相談させていただきたく思います。
これらをご理解いただけましたら、以下の「協賛受付フォーム」よりご連絡いただけますと幸いです。
皆様の応援の気持ちを受け取り、これからも“福島の今”を伝えるメディアとして精進して参ります。
協賛フォームはこちらからご記入いただけます。