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PLASTIC FREE JULY到来! 福島から「減プラ・減ゴミ」を目指すために。

みなさんは「PLASTIC FREE JULY」という言葉を聞いたことはありますか?
「プラスチックフリージュライ」とは、オーストラリアのNPO団体、Plastic Free Foundationが主催する参加型の月間イベントで、 日常生活の中で気軽にできる「プラスチックフリーアクション」に、世界中で取り組むという企画です。
2020年7月には、世界177ヵ国から3億人以上もの人が「使い捨てプラスチックを使わない・減らす暮らし」にチャレンジしたとか。

7月に入り、2022年になってから半分以上が経ちました。
日々のスピードが速すぎて、PLASTIC FREE JULYに突入していたことをすっかり忘れてしまっていた私ですが、ここ数日は家庭ごみの量・プラスチックの使用量を見直しているところです。

実は全国ワースト2位の福島県のゴミ事情

実は福島県が「ごみ排出量」の全国ワースト2位ということを、先日のニュースで知りました。環境省が今年3月29日に発表した、令和2年度における全国の「一般廃棄物量のランキング」です。福島県民としては何ともショックなデータですよね。しかもワースト2位なのはゴミの量だけでなく、リサイクル率もだと言うからさらに驚きです。

都道府県別ごみ排出量・リサイクル率

都道府県別ごみ排出量・リサイクル率(群馬県公式HPより)

福島県はなぜゴミが多い?

では、なぜ福島県はゴミが多いのでしょうか?
よく言われるのが、「2011年の東日本大震災後にゴミが増えた」という理由です。確かに3.11後は産業廃棄物を含め、家庭での災害ゴミなどの量は急激に増加しました。しかしデータをよく見てみると、その後10年間のゴミの減り方のスピードは、依然としてゆっくりのままであることが分かります。

一人当たりの一日のごみ排出量の変遷

(『Chu! PRESS』 福島県はごみの排出量が多い!ワーストからの脱却に向けて私たちができることは?|SDGsリポート より)

加えて福島県での排出ゴミの種類を調べてみると、いわゆる事業者が出す「産業廃棄物」よりも、「一般廃棄物」である“生活ゴミ”の量の方が多いことが分かると言います。これは福島市のデータですが、焼却ゴミの中でも大きな割合を占めるのが「生ごみ」で、全体の約3割を占めています。

福島市と長野市のゴミの割合

(『Chu! PRESS』
福島県はごみの排出量が多い!ワーストからの脱却に向けて私たちができることは?|SDGsリポート より)

福島での“生活ゴミ”を減らすために、できること。

ごみの量・リサイクル率ともにワースト2位という何とも不名誉な結果から抜け出すために、私たちにできることは何でしょう?ゴミが多い原因が私たちの「生活」にあるとすれば、日々の暮らしを見直すことがキーとなりそうです。例えば、こんなことができるかも…

  1. 食べる分だけを買う、賞味期限までに使い切る。
    無駄な買い物が減れば、家計にもやさしい!
  2. 防災のための買いだめは、「ローリングストック」を意識して無駄なく。
    日頃から防災食材に慣れておくのも、有事への供えになります。
  3. 食品ロスの少ない調理方法を選ぶ。皮ごと食べれるオーガニックな素材を使う。
    >余すところなく命をいただく「マクロビオティック」は、食品ロスも少ない!
  4. 生ごみはきちんと乾かしてから捨てる。もしくは家庭用コンポストを使用する。
    >濡れたままのゴミは焼却に余計なエネルギーを使ってしまいます。また最近は、家の中でも気軽に使えるコンポストグッズも充実してきています。
  5. 燃やしても有害になりにくい、天然素材のものを買う。
    使い切りのラップの代わりに、何度も使える蜜蠟ラップや綿布の晒などがおすすめです◎
  6. ゴミ箱に捨てる時にも、できるだけコンパクトに整理して捨てる。
    ぐちゃぐちゃに捨ててしまうと、その分ゴミの入る量が減ってしまうかも。最後まで感謝を忘れず、きちんと捨てたいですね。

アメリカのスーパー。個包装ではないので、自然とゴミも少なくなる。

ここに挙げた以外にも、きっと普段の暮らしから減ゴミにつながるアクションは沢山あると思います!プラスチックフリーな7月、ぜひこのショッキングなニュースをきっかけに、私たちの福島から環境に良い暮らしを目指していきたいですね。

そう言えば、今月18日は海の日ですね。海沿いのゴミ拾いをしよてこようかな…:)
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

参考:
1)PLASTIC FREE JULY公式HP

2)環境省HP:一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和2年度)について
3)『Chu! PRESS』福島県はごみの排出量が多い!ワーストからの脱却に向けて私たちができることは?|SDGsリポート 

 

鈴木千尋

福島県本宮市生まれ、在住。『SHIZEN TO KURASU』として、国内外の環境問題やサステナビリティに関する情報を発信し、エコプロダクトの販売を行う。『...

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