ウエスの活用と清潔に使えるミニ雑巾

cloth
コラム

着古した衣類や使い古したタオル、リネン類をウエスとして使う生活をしています。
使い方は、お風呂の排水溝に溜まる髪の毛などのゴミをつまんでポイしたり、揚げ物をした時の油を拭ったり。
その他、トイレの便座や床の拭き掃除、猫のトイレがうんちで汚れてしまった時など、とにかく「ちょっとこれは、汚れをさっと拭いてサヨナラしたい」という時に大活躍です。
子供が産まれてからは、うんち汚れがひどい時のお尻拭きとしても活用していました。

違和感からはじまった、ウエス生活

ウエス活用のきっかけになったのは、使い捨ての掃除グッズを使っていることに対し、「ゴミとして捨てる目的のものを買う」という違和感を持ったことでした。資源もお金も勿体ない。どうにかならないかな、と。

はじめてみると、手放そうと決めた布類をウエスにする時の「切る」「裂く」の作業も、使っていた頃の記憶が蘇って懐かしく、感謝の気持ちが湧いてきたり、用途に合わせて「どのくらいの大きさにしようか」「どこに使おうか」考える時間も楽しいものです。
ただ、思い入れの強い服や布類は切り裂くことが出来ないものもあって、そういったものは無理にリサイクルしようとせず綺麗に畳んで、紙に包んで処分するようにしています。

waste cloth top

とにかく便利なウエス。思う存分使って、そのまま捨てられるのが気持ちいい。
しかし、この「ウエス活用」の思わぬ問題点を知らせてくれたのは、ウエスがなくなってしまった時に湧いてきた気持ちでした。

「ウエスに出来る布はねーが〜」と、獲物を探すような目で布類を見てしまう感覚。
そんな自分の感覚が起こる度に、この一つの体に使う布ものの量には限界があること、不自然な循環は続かないということが腑に落ちたのでした。

子供が産まれてからの、ミニ雑巾

妊娠中に作ったミニ雑巾があります。
もともとは、毎日必要になるであろうお尻拭きをどんなもので代用しようかな?と考えた時に出来たものでしたが、うんちの回数が減った今は、洗面台磨きやちょっとした時に汚れを拭き取るのにも使い始めていて、自分の中でヒットの便利アイテムです。

「雑巾」と言うと、乾きにくくて臭くなりやすい、いまいち清潔に保てないものだなというネガティブなイメージがありましたが、こうやって繰り返し使うことは、物理的にも心の気持ちよさのためにも、私にとっては必要なことだと気づきました。
布も大切な資源ですよね。

ミニ雑巾

ミニ雑巾

手のひらサイズのミニ雑巾は、フェイスタオル一枚で大体3〜4枚出来ます。厚さはタオルによりますが、重ねるので2枚分。小さいので、使った後は水洗いし、必要に応じて石鹸や洗剤で洗って干して、半日もあれば乾いてしまいます。
うちでは8枚ほど作って、洗う余裕がない時は次々使って、時間ができた時に洗って干す、というやり方で、無理なく使い回せています。小さい雑巾は、干している様子も可愛くて。幼い頃からの雑巾への「汚い〜」というイメージも払拭してくれました。

ものを使い切る生活に、ウエスとミニ雑巾。
循環する暮らしに、自分らしい“ラク”を取り入れながら楽しむことがとっても大切だと思っています。

佐久間陽香

福島県三春町生まれ、中島村在住。『ff -私たちの交換日記』コラム担当。自然とともに身の丈に合った生活を楽しみながら、夫と息子と猫二匹とで、おばあさんの残し...

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